在米15年の私が語る!アメリカ社会で生き残る「知恵」「交渉術」その①

america30代後半の私は、学生、就職、起業など様々なステップを歩み、人生の3分の1をアメリカで過ごしたことになります。

アメリカ社会で生き残るには、日本とは異なり「日々が戦い」のように思う出来事に遭遇することも多々あります。

ルールも文化も違うアメリカ社会で、できるだけ毎日快適に過ごし、物事をうまくコントロールしていくには、より知っておくと役に立つことがたくさんあります。

そこで今回は、アメリカ社会で生き残る知恵を、私の経験からご紹介したいと思います。

自分の意見を「タイミングを見計らって」主張する

kousho職場でも学校でも、アメリカ社会は常に自分の意見を表現することが求められます。

自己主張をしないと、存在の薄い人物だと認識され、何かと不利になることが多いです。

特に職場では、自分の考えや意見を建設的に発信できる力が不可欠です。

また会議などの場面においては、長々と喋り続ける人をうまく遮って割り込み、自分のペースに持って行くスキルも身につけなければいけません。

黙っているだけの「聞き上手」では、いつまでも周囲から評価されないため、積極的な自己アピールが大切なのです。私も、まずは会議で質問を一つ発言する事から始めました。

社交的な場でも、自分の持っているエピソードなどを上手く披露し、話を弾ませられるようになれば、自然と交友範囲も広がっていきます。

日本人にありがちな「おとなしさ」は、アメリカ社会では通用しないと身をもって感じました。

また念頭に置いておきたいのが、外国人の多くは思ったことをそのまま口にします。

悪気がなくても、ストレートに、時には日本人の感覚では「失礼」のような意見を言われることも日常的なので、あまり真剣に受け止めず流すことも、時には必要なのです。

いつでもどこでもまずは交渉!

dollor何事もルールに基づいて動く日本社会とは異なり、あらゆる場面で、交渉することもアメリカ社会では日常的です。

例えば、銀行口座の手数料や携帯電話料金などは、日本では交渉して安くなることはまず考えられませんが、アメリカでは状況次第ではそれが安くなることも良くあることです。

実際に携帯電話を、誤って国際ローミングチャージがかかってしまった場合でも、電話して交渉すると減額してくれたり、何かと対応してくれることも多々ありました。

また実際の体験談として、レンタカーで事故に遭い、レンタカー会社から5,000ドル(約50万円)請求されたことがありますが、一括払いするので25%割引してくれと交渉したところ、すんなり受け入れられました。

日本人の感覚からは、「図々しいかもしれない」と思うこともありますが、まとまった金額の支払いなどがある場合は、私はありとあらゆる場面で躊躇なく、割引はあるか、一括払いする(又は現金で支払う)ので安くならないか、と交渉をして結果的に安い料金で済んだ経験は、数えきれないほどありました。

買った商品の返品も日常的!

また、アメリカ人は買った商品の返品を、日本人と比べると格段に頻繁に行います。

日本では一度買ったものを返品するのは余程の理由がない限り、少しためらいがちですが、アメリカ人にとって返品はごくごく日常的なことです。

実際に私もネットショッピングを利用した際に、自分がイメージしていたものと異なったり、気が変わって返品することはとてもよくあります。

もちろん、お店のポリシーをチェックして、未使用であることが原則です。

ちなみに私がよく利用するセフォラ(化粧品店)では、少し試しに使った程度の化粧品は返品することができます。

化粧品は少し使ってみないとわからないことが多いので、とても良心的なシステムだなと感じています。

まとめ

アメリカ社会では、ご紹介した以外にも、家の賃料、車の購入やリース料などにおいても、交渉することもごくごく日常的なことです。

交渉する術を知っていると、アメリカでよりお得な料金で利用できることも多いので、日本人の感覚を忘れて、ちょっと強気に交渉するとうまくいくかもしれません。

※記事内容はレポート時点の情報になり、あくまでも個人的な見解、体験になりますので、予めご了承ください。