在米15年の私が語る!アメリカ社会で生き残る「知恵」「役立つこと」その②

america-life今回は在米15年以上の私がお伝えする、アメリカ社会で暮らす上知っておくと、役立つ情報やコツの第二弾です。

アメリカでは、日本では一般的なことも通用しないことも多々あるので、それを踏まえた上でうまく暮らしていくと、より快適に安全に暮らすことができます。

アメリカは銃社会でもあり、訴訟大国でもあり、アイデンティティを重視する社会でもあります。

そこで今回は、実際にアメリカで暮らした体験をもとに、役立つ情報をまとめてみました。

日本とアメリカはココが違う!

日本では財布を落としても、手元に戻ってくることもよくあります。

そんな平和な日本と比べて、アメリカを含め海外では、自分の身を自分で守ることを常に意識しなければなりません。

アメリカの大都市では、高級ショップが並ぶお洒落なエリアでも、裏手にはスラム街(ゲトー)が隣接していることもよくあります。

実際に私もアメリカに来て間もないころ、知り合ったばかりの親切にしてくれるカップルの家に行ったら、家に帰ってきたらクレジットカードと現金がないことも気付き、これがアメリカなんだなと身をもって感じたことがありました。

日本では電車やバスを多くの人が利用しますが、アメリカでは公共交通機関、特に長距離バスなどは、貧困層の乗車率が高いので、できれば女性一人での利用は避けた方が無難です。

外出先での注意点

日本ではコーヒーショップで荷物を置いたままトイレに行くこともよくありますが、アメリカや海外ではトラブルの元となります。

実際にアメリカに住んで感じたことは、安全のために家に銃を所持している人も、思っているよりもたくさんいることです。

見知らぬ人とトラブルや言い争いになりそうな場合は、相手が銃を持っている可能性を念頭に置いて、トラブルをうまく回避することが無難です。

またレンタカーなどを利用する場合、駐車して車を離れる際には、車の中の見える場所にバッグや貴重品などを置かないことも基本です。

ハワイのような一見平和に思える観光地でも、車上荒らしは日常茶飯事なのです。

訴訟大国で生きる知恵とは?

soshoアメリカは日本と比べると断然、訴訟社会であり、人を訴える、訴えられたは日常的なことです。

自宅に友人を招いて、床が濡れていて転んで怪我をした、飼ってる犬に噛みついた、提供した料理が熱くて火傷をしたなど、日本では考えにくいケースでも、アメリカでは相手を「訴えること」は、よくあるものです。

そのため、いつの間にか自分が加害者になってしまうことにもあるため、保険に加入したおくと安心できます。

またビジネスや会社を経営している場合は、尚更「保険」は重要です。

金額の大小にかかわらず支払いをしたレシートや領収書を必ず保管しておくこと、契約や合意などは口約束ではなくできるだけ書面にして残しておくことも大切です。

社会的信頼されるために必要な「ソーシャルセキュリティー」

IDアメリカで暮らしていく上で不可欠なものは、ソーシャルセキュリティー(日本のマイナンバー制度)ナンバーです。

ソーシャルセキュリティーがないと社会的信頼がないため、銀行口座の開設、クレジットカードを持つこと、賃貸契約、車のリース契約など、あらゆる場面で不都合なことが起こります。

そしてソーシャルセキュリティーナンバーを保持する上で、「クレジットスコア」と言われる点数を高く維持することがポイントです。

なぜなら家の賃貸契約、車のリース契約、ローンの申請などではクレジットスコアで必ず審査されるので、点数が低いとそれだけで社会的信頼がないとみなされてしまいます。

契約ができないことはもちろん、連帯保証人が必要となったり、何かと不利なことが多く起こります。

クレジットスコアを上げるには、クレジットカードを少額でも使い、支払日にはできるだけ全額、滞りなく支払い続けることが大切です。

また賃料や、車のリース料なども、毎月のきちんと支払いを続けることで、スコアが上がっていきます。

定期的にクレジットスコアのレポートを取り寄せて、利用した内容と支払い状況を照らし合わせることで、なりすまし犯罪、詐欺被害などを防ぐことにもつながります。

まとめ

アメリカ社会で暮らすには、日本の感覚を捨てて全く違った意識を持つことが必要です。

ご紹介した内容は、アメリカ生活が長い私が意識的に、日々実践してきたことです。

アメリカで安全で快適な生活が過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。

※記事内容はレポート時点の情報になり、あくまでも個人的な見解、体験になりますので、予めご了承ください。