英会話力のなかった私が、米国弁護士の資格を習得するまでの英語勉強法
英語がしゃべれるようになりたい!という方はたくさんいると思います。
日本でも昨今、英語を小学校など早期に勉強する制度が整いつつも、実用的に会話をするレベルにはなかなか至らないのが現実だと思います。
実際に私も幼稚園、小学校から英語の授業があり、低学年の頃から英語教室に通い始めました。
高校生や大学生になっても、英語が一番好きな科目で成績は良く、TOEICでも高得点を取れていましたが、日常の英会話力やヒアリングはほぼゼロに近かったものです。
その後、20歳の時に初めてカリフォルニアのサンタバーバラに語学留学し、この一年間はとにかく必死で英語を習得しようと頑張りました。
毎日英語の授業がありましたが、帰国子女ではない私が、自らの努力で英語をものにできたのは、今回ご紹介する独自の勉強法を貫いたことだと思っています。
今はネイティブに引けを取らないほど、流暢に英語をしゃべることができます!
そこで今回は会話力ゼロだった私が、米国弁護士の資格を取得し、海外で仕事ができるようになったコツをまとめてみました。
日本人とつるまない!
留学先でありがちなのが、日本語で会話ができる安心からか、ついつい日本人とついついつるんでしまうことです。
私がおすすめするのは、敢えて日本人とはつるまず、ネイティブスピーカーとの会話を増やす努力をするということです。
他の外国人もクラスにいると思いますが、ネイティブでない発音や言い回しを覚えてしまう可能性があるので、個人的にはネイティブスピーカーとの接触を増やすことがおすすめです。
思い切ってネイティブスピーカーのルームメイトと一緒に住むと、より短期間でも英語を習得しやすいと、私の経験から感じています。
実際に私は1年の留学生活のうち、前半は寮やホストファミリーなどと一緒に住みましたが、後半は5人のアメリカ人たちと家をシェアして暮らしていました。
そこでかなりの英語力を身につけ、文化の違いなども身を持って体験しましたが、ドラマチックで楽しい日々だったことを記憶しています。
ときどき留学したのに英語が話せないで帰国する人も見かけますが、やはりそこには日本人との接触が多かったことが要因ではないかと思っています。
映画やドラマを英語の字幕付きで観る!
はじめて留学した時に空き時間があれば、好きな英語の映画やドラマを、英語のサブタイトル(字幕)を出して観ることです。
ここでポイントとなるのは、意識して聞き取り、サブタイトル(字幕)を読むことです。
ヒアリング力がない段階では、何を言っているか聞き取れない場合がほとんどですが、英語のサブタイトル(字幕)を出すことで、整合性が取れて、英語力がぐんと伸びたと実感しています。
私は当日流行っていた「SEX and the City」に登場する女性たちの会話が、とても役に立った記憶しています。
身近で実際に使えるフレーズがたくさんあったので、こういう時にこういう表現や言い方をするんだ!と、どんどん吸収することができました。
また、好きな分野の英語の本を音読しながら読むことで、英語を口にする練習になります。
一冊読み終わるまでには、相当な量の文章を発声したことになりますよね!
使えるフレーズをノートに記録する
前述の映画やドラマを字幕で観ることにも当てはまりますが、大事なポイントは、使えると思った表現を、どんどんノートに書き出すことです。
それを見直すことで自分の中で使える表現や言い回しが増えていき、自然とボキャブラリーが増えていくことにつながります。
ノートに記録することで、使える表現が増えていくことが目に見えて実感できるのも嬉しいもです。
また日常のアメリカ人の会話を常に注意深く、文章を分解して聞くようにし、気になった表現や単語はノートに書き出し、意味がわからない時はすぐに調べるようにしていました。
英語のフレーズの本などを読むときも、この表現は使いたい!というものはすぐにノートに足していきました。
そうして、自分のオリジナルのノートが毎日少しずつ完成していき、まさに英語力の集大成となるのです。
ある程度の定形文を覚えることで、それを元に色々と応用できるようになっていき、どんどん英語の楽しさが増していくと実感しました。
英語が流暢に話せる今でも、覚えたいことを書き出す作業は一番効果的なので、継続して続けています。
英語で英語以外の課題を学ぶ
語学学校に通うことも「基礎」を固める上では必要ですが、早い段階でステップアップを望むなら、自分のレベルより少し難しい課題を英語で学ぶことをおすすめします。
私は英語がままならなかった時に、法律事務所でインターンシップをしたり、マーケティングのプログラムを専攻していました。
語学学校で英語の授業を取っているだけでは、レベルアップに限りがあります。
ロースクールに入学した時も、1年間の留学期間を経ただけだったので、専門用語ばかりの授業、アクセントの強い教授など、最初は何を行っているかほとんどわからなかった時期がありました。
それでも毎日100ページぐらいの判例などを読み続け、日本人がほぼいない学校環境で過ごすうちに、語学学校では習得できない速さで、英語力も伸びていきました。
英語以外の課題にも、積極的に英語で学ぶ姿勢こそが、流暢な英語への近道だと身をもって断言できます。
ネイティブスピーカーとお付き合いする
これは良く言われることですが、もはや英語を話すための最短距離ではないでしょうか。
私も渡米してすぐの英語がしゃべれない時に、気になるアメリカ人の男性がいましたが、彼の言っている単純なこと、「What have you been up to lately?( 最近何してるの?)」が理解できず、そんなこともわからないのと言われ、悔しい思いをしたことがあります。
(今思えばやなやつですが笑)好きな人がいれば、色々共有したりコミュニケーションを取れるように、自然と英語を学ぼうという気になりますよね!
また、心許せるネイティブスピーカーが身近にいることで、分からない表現をすぐに教えてもらったり、間違った言い回しなどを直してもらったりする機会も増えると思います。
まとめ
英語をマスターする上で大切なことは、英語の勉強だけにとらわれず、できる限り英語のドラマや映画や本に触れる、ネイティブスピーカーと過ごすことだと感じています。
そうすることで自然と英語で物事を考えるようになり、私も留学してすぐに英語で夢を見るようになりました。
ご紹介した内容を1年間実践してみたら、1年で日常会話レベルになることも夢ではないと思うので、ぜひ今日からでも実践してみてくださいね。
※記事内容はレポート時点の情報になり、あくまでも個人的な見解、体験になりますので、予めご了承ください。